国土交通省が、北海道と北陸両整備新幹線の延伸区間の工期短縮に向け検討に入ったことが30日、分かった。与党や沿線自治体からの要望が強まっていることを受けたもので、短縮期間に応じて必要となる財源の試算と確保策について考え方をまとめ、近く与党のプロジェクトチーム(PT)に提示する。
与党は2015年度予算から反映させたい考えだが、財政難の中、新たな財源確保策をめぐる調整は難航が予想される。
北陸新幹線は金沢―敦賀が26年春ごろ、北海道は新函館(仮称)―札幌が36年春ごろ開業予定。自治体からは北海道を5年以上、北陸を3年以上短縮するよう求める声が上がっていた。
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