関電、大飯原発の耐震目安見直し
関西電力は大飯原発3、4号機で耐震設計の目安とする地震の揺れを見直すことが19日、分かった。想定する震源の深さを従来より浅い3キロで検討する。大きな揺れに耐えられるよう、耐震工事を追加する必要に迫られ、2014年度中の再稼働は難しくなる。経営への負担を考え、電力料金の再値上げに踏み切る可能性が強まってきた。
4月下旬にも開かれる原子力規制委員会の審査会合で報告する。基準地震動はこれまでの759ガルから900ガル近くに跳ね上がる見通しだ。
関電は震源から遠く、基準地震動の見直しの影響が比較的小さい、高浜原発3、4号機の再稼働に重点を置く。
※無断転載を禁じます。 当ホームページに掲載の記事、写真等の著作権は大分合同新聞社または、情報提供した各新聞社に帰属します。