ブラヒミ特別代表が辞意
【ニューヨーク共同】国連とアラブ連盟合同のシリア特別代表を務めるブラヒミ氏が近く辞任する意向であることが4日、国連関係者の話で分かった。6月の大統領選でアサド大統領の再選が確実視され、自身が仲介役を務める政権側と反体制派の和平協議の進展が困難になったと判断したとみられる。
辞任すれば、4年目に突入し、15万人以上が死亡したシリア内戦の政治的解決はさらに遠のく恐れがある。後任にはチュニジアのモルジャン元外相らが浮上している。
ブラヒミ氏は3月、大統領選が実施されれば「あらゆる反体制派が政府との協議に関心を持たなくなるのではないか」と懸念を示していた。
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