元オウム真理教信者菊地直子被告(42)の裁判員裁判で東京地裁は13日、元教団幹部中川智正死刑囚(51)の証人尋問を実施した。中川死刑囚は、東京都庁小包爆弾事件で爆薬の原料の運搬を菊地被告に指示した状況などについて説明し「17年も逃げることになるなら頼まなかった」と後悔を口にした。
死刑確定後の出廷は元幹部平田信被告(49)の公判以来。菊地被告は爆薬の原料の運び役として殺人未遂ほう助罪などに問われ、「爆薬の原料とは知らなかった」と無罪を主張している。
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