上場企業大幅増益に急ブレーキか
上場企業の2014年3月期決算発表が9日、ピークを迎えた。金融を除いた東証1部上場企業の純利益は円安の恩恵もあって前期の2倍を超える水準で推移しているが、15年3月期は前期比5・1%増と、伸びに急ブレーキがかかる見通しだ。円安が一服している上に、消費税増税が需要に与える悪影響も見極めにくいため、各社は足元の状況を注意深く見守っている。
SMBC日興証券が、8日までに発表を終えた458社(全体の37%)を集計した。
14年3月期は、円安で為替差益が生じたことや米国の景気回復により、自動車を含む輸送用機器が前期比81・6%増など輸出関連産業の増益が目立つ。
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