抗告棄却、総連本部明け渡しへ
在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)中央本部の土地建物の競売で東京高裁は12日、再入札で落札した不動産業マルナカホールディングス(高松市)への売却許可について総連が申し立てた執行抗告を棄却した。代金の22億1千万円を納付し次第、所有権はマルナカに移る。マルナカは投資が目的で、総連に明け渡しを求めるとしており、総連の退去は確定的となった。
北朝鮮は公式政府間協議などで、この問題に強い懸念を表明してきており、今後の日朝交渉でさらに態度を硬化させることも予想される。
総連は最高裁に特別抗告できるが、所有権移転の手続きは進行する。
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