参院の「1票の格差」是正を各党で議論する「選挙制度協議会」が、隣接する選挙区同士を合わせて1選挙区にする「合区」案を検討することが分かった。座長の脇雅史自民党参院幹事長が25日に座長案として提示する。議員1人当たりの有権者が少ない鳥取や島根、高知などが合区の対象となる見通しで、格差を2倍以内に抑える方向だ。与党関係者が13日、明らかにした。
脇氏は2016年参院選からの新定数実施も視野に、今国会中の各党合意と秋の臨時国会への公職選挙法改正案提出を目指す。しかし合区対象の選出議員らの反発は必至で調整は難航しそうだ。
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