外務省の斎木昭隆事務次官は14日に訪米し、バーンズ国務副長官と会談する。4月下旬のオバマ米大統領来日について協議し、安倍晋三首相との首脳会談に向け環境整備を図る。複数の政府筋が明らかにした。
協議では、首脳会談で焦点になるウクライナ情勢への対処について意見調整する。ロシアに厳しい態度を取るよう求める米国と、良好な日ロ関係を維持したい日本との間で、どこまで連携を図れるかが焦点だ。
北朝鮮の拉致・核・ミサイル問題、アジア太平洋地域で軍事的影響力を強める中国への対応も議題に上る見通し。環太平洋連携協定(TPP)についても意見交換するとみられる。
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