製薬会社ノバルティスファーマは14日、埼玉県内の薬局で患者に処方された同社製の医療用座薬に、針状の金属が刺さっているのが見つかったと発表した。何者かが薬を包装するアルミシートの外側から刺した疑いがあるとして埼玉県警に相談、同県警が捜査している。患者は薬を使用しておらず、けがはなかった。
現時点で問題が見つかったのはこの1件だけで、ノ社は、製造工程で混入した可能性は極めて低いとして製品を回収しない方針。
ノ社によると、針状金属が刺さっていたのは解熱・鎮痛薬の「ボルタレンサポ50mg」。製造工程で針状金属を使用していないことなどから何者かが刺したとみている。
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