気象庁は10日、太平洋赤道海域の海面水温が南米ペルー沖で高い状態が続き、異常気象の原因となる「エルニーニョ現象」が夏に発生する可能性が高いと明らかにした。発生すれば2009年夏から10年春に観測されて以来となる。
気象庁によると、エルニーニョが発生すると夏はほぼ全国的に気温が低く、冬は東日本や西日本で気温が高くなるなど、季節ごとに気温や降水量に平常時とは異なる特徴が現れる傾向がある。今年も北日本で冷夏になる可能性があると予想している。世界の天候にもさまざまな影響を及ぼす。
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