非核保有12カ国が広島で会合
日本など非核保有12カ国でつくる「軍縮・不拡散イニシアチブ(NPDI)」全体会合が12日、被爆地・広島で開かれた。議長を務める岸田文雄外相は核軍縮・不拡散の議論で国際社会をリードする決意をアピール。午後に「核兵器なき世界」実現への努力を誓った「広島宣言」を採択し、共同記者会見で発表する。
あいさつで岸田氏は、被爆地開催に関し「日本は各国の政治指導者の被爆地訪問を重視している」と意義を強調。全体会合を前にした12日朝、参加国外相らが原爆資料館などを訪問したことを踏まえ「核兵器を使用することの非人道性についての認識を、世代と国境を超えて広げたい」と訴えた。
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