日本と北朝鮮が今月上旬、日本人拉致被害者の安否に関する再調査の条件整備をめぐり、中国国内で外務当局者間の非公式協議を開催していたことが分かった。複数の日朝関係筋が10日、明らかにした。日本側は近く外務省局長級による公式協議を開き、拉致問題の進展に向け、再調査実施の確約を北朝鮮側から取り付けたい構えだ。
複数の関係筋によると、非公式協議には日本側から外務省の小野北東アジア課長が出席、5、6両日に行われたもよう。北朝鮮側の参加者は明らかになっていない。
北朝鮮側は、経済制裁緩和の条件付きで、拉致被害者の安否に関する再調査に応じる用意があると伝えたとみられる。
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