日赤長崎原爆病院の朝長万左男名誉院長らの研究グループは12日までに、外務省が核兵器の非人道性を検証するために委託した研究で、現代の100万人都市に1メガトンの水爆が投下された場合、37万人が即死するとの推計をまとめた。長崎原爆約50発分の威力。広島原爆と同じ16キロトンの原爆では、即死者は6万6千人とした。
報告書は12日の「軍縮・不拡散イニシアチブ(NPDI)」外相会合で配布された。
報告書によると、水爆の爆風は爆心地から18キロ、熱線は14キロまで及び、即死以外にも46万人が負傷。爆心地から3キロ以内の3万6千人が放射線の影響を受ける。
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