安倍晋三首相が21日から23日まで行われる靖国神社の春季例大祭に合わせた参拝を見送る見通しとなった。昨年末に参拝したばかりである上、例大祭の時期にオバマ米大統領の来日を控えていることから、参拝すれば中韓両国との関係悪化を懸念する米側の反発を招き、首脳会談などにも悪影響を及ぼしかねないとの判断に傾いた。複数の首相周辺が10日、明らかにした。
首相は参拝しない代わりに私費で「真榊」と呼ばれる供物を奉納する方向だ。昨年の春季例大祭や秋季例大祭と同じ対応を取ることで、参拝に反対する中韓両国と、自らの支持基盤である保守層の双方に配慮する。
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