「核なき世界」実現を
日本など核兵器を保有しない12カ国による「軍縮・不拡散イニシアチブ(NPDI)」に参加した岸田文雄外相らは12日午後、広島での全体会合後、「核兵器なき世界」の実現へ決意を記した広島宣言を発表した。米国、ロシアだけでなく、核戦力増強を続ける中国などを巻き込んだ多国間核軍縮交渉の必要性を提唱。被爆の実相を知ってもらうため、核保有国を含む各国指導者に被爆地訪問を要請した。
議長を務めた岸田氏は会合後の記者会見で「日本はNPDIの主導国として、軍縮・不拡散の取り組みを積極的に推進する」と強調した。
※無断転載を禁じます。 当ホームページに掲載の記事、写真等の著作権は大分合同新聞社または、情報提供した各新聞社に帰属します。