日本原燃は11日、青森県六ケ所村に建設中のプルトニウム・ウラン混合酸化物(MOX)燃料工場の完成時期を2017年10月とする計画を明らかにした。16年3月の完成を目指していたが、東日本大震災後の工事中断を受けて延期を決めた。
工場は、全国の原発で使用した核燃料から取り出したプルトニウムと、ウランを混ぜ、再び原発で使うMOX燃料を作る。11日に閣議決定されたエネルギー基本計画では、燃料工場の建設やMOX燃料を使った「プルサーマル」と呼ばれる発電方式など核燃料サイクル政策推進が明記された。
今回の延期で工事費は1900億円から2100億円に増加する見通し。
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