中国、人権派弁護士が拷問で重傷
【北京共同】中国で拘禁者への暴力など人権侵害が行われている疑いがある「闇監獄」の問題に長年携わってきた人権派弁護士、唐吉田氏(45)が拘束中、警官から殴る蹴るの激しい拷問を受けて肋骨骨折などの重傷を負っていたことが12日までに分かった。
6日に釈放された唐氏は北京市内で共同通信の取材に応じ、黒竜江省の警察署で「生きたまま腎臓を取ってやる」などと脅されながら暴行を受けた実態を証言した。
闇監獄は土地の強制収用などで政府に不満を持つ陳情者らを司法手続きによらず拘束する秘密施設。施設の数など実態は不明だが、2003年ごろから国際人権団体などが問題視し始めた。
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