防衛省統合幕僚監部は9日、領空侵犯の恐れがある中国機に対し、航空自衛隊戦闘機が2013年度に緊急発進(スクランブル)した回数が、前年度の306回から109回増加し、415回と過去最高を更新したと発表した。
防衛省は、12年9月の日本政府による尖閣諸島国有化以後、東シナ海で活発化した中国の活動が「継続し活動範囲も広がっている」と分析、警戒を続けている。
防衛省によると、飛来した中国機の機種は戦闘機が多かった。13年7月には中国機が太平洋まで飛行するのを初めて確認した。13年度中に太平洋までの飛行を確認したのは計6日。
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