日銀は2日、企業が1年後に平均で1・5%の物価上昇率を見込んでいるとの調査結果を発表した。日銀が掲げる2%の物価上昇目標を下回った。3年後は前年比で1・7%、5年後も1・7%の上昇率を予想した。
安倍政権はデフレ脱却に向けて経済政策「アベノミクス」を推進。日銀は昨年4月、2014年度後半から15年度前半にかけて2%の物価上昇目標の達成を目指し、お金を大量に供給する大規模な金融緩和を導入した。今回の調査で、目標達成に多くの企業が懐疑的であることが分かった。
日銀が企業に1、3、5年後の物価上昇見通しを聞くのは初めて。
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