日豪首脳、EPA締結で合意
安倍晋三首相は7日、オーストラリアのアボット首相と会談し、経済連携協定(EPA)の締結で大筋合意した。安倍首相は会談後、「貿易、投資を促進する極めて重要な枠組みだ。可能な限り早期の署名に向けて作業を迅速に進める」と述べた。
オーストラリア産牛肉の関税引き下げや日本車の輸入関税撤廃を盛り込んだ。政府は安価な牛肉が国内市場に流入する事態に備え、畜産者向けの対策の検討に乗り出す。
牛肉関税が下がると、オーストラリア産は米国産に対して価格面で有利になる。政府は関税引き下げにより、環太平洋連携協定(TPP)交渉で米国の譲歩を引き出す効果を狙っている。
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