日銀総裁、景気は今夏以降に回復
日銀の黒田東彦総裁は8日、金融政策決定会合後に記者会見し、4月の消費税増税の影響で「3月までは駆け込み需要があり、4月以降はその反動が出始めている可能性が高い」との見方を示した。ただ「景気の前向きな循環は途切れず、緩やかな回復を続けていく」と述べ、今夏以降はこれまでの回復軌道に戻ると自信を示した。
黒田総裁は、大規模な金融緩和の導入から1年がたち、デフレの原因となってきた、需要が供給力を下回る状況がほぼ解消しつつあると説明。2%の物価上昇目標達成に「確信を持っている」と強調した。
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