大間原発の建設中止求め提訴
電源開発(Jパワー)が青森県大間町に建設中の大間原発をめぐり、北海道函館市は3日、国やJパワーを相手取り「事故が起きれば甚大な被害をもたらす」として、原発の建設中止や原子炉設置許可の取り消しを求め東京地裁に提訴した。自治体による原発差し止め訴訟は初めて。
各地で原発再稼働が現実味を増す中、立地自治体と異なり、再稼働是非の決定に参加できない他の周辺自治体の動向にも影響を与えそうだ。
都内で記者会見した函館市の工藤市長は大間で過酷事故が発生すれば水産業や観光業が大打撃を受けるとの認識を示した。
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