ノ社、臨床研究で違法行為か
東京大が中心となった白血病治療薬の臨床研究で製薬会社ノバルティスファーマの社員が患者アンケートの回収や保管をした問題で、ノ社の社外調査委員会は2日記者会見し、社員が集めた情報に含まれる患者の副作用情報を厚生労働省に伝えなかったことが薬事法の報告義務違反に当たる恐れがあることを明らかにした。
調査委は、研究の立案から実施、学会発表にわたる社員の関与を23項目の問題行為として示した報告書を公表。「製薬会社丸抱えの研究。医師も各種サービスを期待し受け入れていた」と批判。また社員が資料をシュレッダーにかけたり、電子ファイルを消去したりする証拠隠滅を行ったとした。
※無断転載を禁じます。 当ホームページに掲載の記事、写真等の著作権は大分合同新聞社または、情報提供した各新聞社に帰属します。