防衛相、自衛隊に破壊措置命令
政府は3月下旬の北朝鮮による中距離弾道ミサイル「ノドン」の連射を受け、追加発射の事態に備えた対処方針を決め、小野寺五典防衛相が3日に自衛隊にミサイルを迎撃できるように破壊措置命令を出した。ミサイル発射に関する日本側の探知能力のレベルなどが明らかになることを懸念し命令を出したことは公表していない。政府関係者が5日、明らかにした。
北朝鮮は発射を予告していない。3月末に約1年4カ月ぶりに日朝政府間協議が再開しており、発令を非公表とすることで過度の刺激を避けたとの見方もある。
北朝鮮は3月26日、日本海に向けノドン2発を発射した。命令は追加発射を想定した対応。
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