ウクライナ東部支配の構え
【モスクワ共同】ウクライナ南部クリミアを強引に編入したロシアのラブロフ外相は8日の記者会見で、連邦化を柱とするウクライナの憲法修正を公然と要求し、ドネツク、ハリコフ、ルガンスクの東部3州も実質的な支配下に置く構えを強めた。ロシアは地方分権を求めることで、欧米の関与が及ばない親ロシアの緩衝地帯の設置を狙っているようだ。
ハリコフ州、ドネツク州では8日までに、州庁舎に乱入した親ロシア派が相次いで「共和国」樹立を宣言。南部ニコラエフ市でも親ロシアの住民による暴動が発生した。
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