三陸鉄道、悲願の全線開通
東日本大震災の津波で大きな被害に遭った岩手県の三陸鉄道は6日、最後まで不通となっていた北リアス線小本―田野畑間(10・5キロ)の運行を再開した。
南リアス線と合わせた107・6キロが全て復旧し、開業30周年での再出発。悲願の全線開通について、望月正彦社長は「きょうは三鉄第二の開業の日」と話しながらも「人口減少などで、これからの方がむしろ厳しい状況になる」と気を引き締めた。
久慈駅を早朝、発車した上り一番列車には、鉄道ファンら50人以上が乗車。NHK連続テレビ小説「あまちゃん」で「袖ケ浜駅」として登場した堀内駅付近では、住民が大漁旗を振って歓迎した。
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