砲弾100発が韓国側海域に落下
【ソウル共同】北朝鮮は31日、黄海上の北方限界線(NLL)付近で実施した射撃訓練で、海岸に配備した多連装砲など計約500発を発射し、うち約100発の砲弾がNLLの韓国側海域に落下した。韓国軍はK9自走砲で約300発をNLLの北朝鮮側に応射した。韓国国防省が明らかにした。
NLLは朝鮮戦争休戦直後の1953年に国連軍が設定。韓国は黄海上の南北軍事境界線と位置付けるが北朝鮮は認めておらず、南北の衝突が度々起きてきた。韓国国防省報道官は「北朝鮮の射撃訓練は計画された挑発だ」と断定、「南北関係の主導権を握り、韓国軍のNLL防衛の意志を試そうとした」と指摘した。
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