沖ノ鳥島事故、家族ら無言の対面
沖ノ鳥島(東京都小笠原村)の港湾施設工事の事故で、亡くなった5人の遺体が31日夜、横浜海上保安部(横浜)に運ばれ、家族らと無言の対面をした。第3管区海上保安本部は、死因は溺死とみて遺体を検視し、調べている。
遺体は31日午前、沖ノ鳥島からヘリで約700キロ離れた硫黄島に搬送された後、3管本部の輸送機で午後、羽田空港基地に到着した。輸送機には、けが人2人も同乗し、いずれも病院に搬送された。
現場海域では朝から、海上自衛隊の救難飛行艇US2で運ばれた海上保安庁の特殊救難隊員と、工事を発注した国土交通省関東地方整備局の職員らが行方不明の2人の捜索を続けた。
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