横浜市で開かれた国連気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の会合は30日、地球温暖化が社会や生態系に与える影響を評価した新報告書をまとめた。31日午前に発表する。
関係者によると、北極の海氷や世界のサンゴ礁は、大幅な温室効果ガス削減を進めても、消滅や絶滅の恐れが非常に高いとの厳しい評価になったという。
会合終盤には、温暖化による世界経済の損失や、被害を軽減するのに必要な対策費をめぐって議論が難航し、会期を1日延長した。
会合は、世界の科学者と政府代表者約500人が参加し、25日から開かれていた。
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