【シドニー共同】2011年2月のニュージーランド地震で日本人28人を含む115人が死亡したビル倒壊をめぐり、検視当局は31日、日本人1人を含む6人が倒壊翌日まで生存していたとする報告書を発表した。報告書は、関係機関の連携強化も提言した。
犠牲者のうち、ビルに入っていた語学学校の生徒8人が携帯電話の使用履歴などから倒壊直後も生存していたとみられたことから、検視当局が調査していた。
8人のうち唯一の日本人だった東京都の看護師日向里香さんは、ビル倒壊による死亡は免れたが負傷。報告書は、翌日の11年2月23日に死亡したと認定した。直接の死因は不明としている。
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