日本政府は28日、北京で30、31両日に行われる北朝鮮との外務省局長級協議に向けた対処方針を固めた。横田めぐみさんら拉致被害者の安否に関する再調査を要求し、北朝鮮が応じた場合は経済制裁の段階的解除を検討する用意があると伝える。弾道ミサイル発射に厳重抗議するとともに諸懸案の対話解決を目指し協議を継続するよう申し入れる。複数の政府筋が明らかにした。
局長級協議では横田さんら政府が認定した拉致被害者のほか、拉致された可能性を否定できない「特定失踪者」についての安否確認も求める。「拉致問題は解決済み」とする北朝鮮が日本側の主張をどこまで受け入れるかが焦点になる。
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