政府は、日本最西端の与那国島(沖縄県与那国町)で陸上自衛隊の沿岸監視部隊配備に向けた着工式典を4月19日に開き、施設建設を始める方針を固めた。小野寺五典防衛相も式典に参加する方向で調整している。複数の関係者が27日、明らかにした。2015年度末までに部隊を発足させる方針。
中国の海洋進出をにらみ、南西地域の防衛力を強化するのが狙い。与那国島に近い尖閣諸島の領有権を主張する中国を刺激しそうだ。
陸自配備の是非をめぐり島内は意見が対立しており、反対運動が強まる可能性もある。
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