関西電力が原発ゼロで迎える今夏の電力需給見通しに関し、東京電力など周波数の違う東日本の電力会社から供給を受ける検討を始めたことが4日、分かった。見通しは近く政府に提出する。九州電力も検討を開始。東日本からの「電力融通」を含んだ見通しを示せば、両社とも初めてとなる。
関電は融通量を数十万キロワット程度で交渉しているとみられる。実現すれば周波数変換設備を通じて電力を調達する。政府は電力需給検証小委員会を開き、各電力会社が提出した見通しを基に、数値目標を示した節電要請が必要かを議論する。
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