安倍晋三首相は27日夜放送のFMラジオ番組で、オランダ・ハーグで開かれた先進7カ国(G7)緊急首脳会議の席上、中国を名指しして「力を背景とした現状変更の試みが行われている」と批判したことを明らかにした。ロシアによるウクライナ南部クリミア編入に絡めて発言した。
番組で首相は、クリミア編入の強行を非難し「クリミアで起こっていることは単にこの地域だけの問題ではなく、アジアでも起こり得る。そういう意味では国際社会全体の問題だ」と訴えた。
その上で「アジアでは台頭する中国という存在があり、南シナ海や東シナ海でもいろんなことが起こっている」と問題提起したと述べた。
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