国連、「クリミア編入無効」決議
【ニューヨーク共同】国連総会(193カ国)は27日の本会議で、ロシアがウクライナ南部クリミア半島編入の根拠とした住民投票を無効とし、編入を認めないよう各国や国際機関に求める決議案を賛成多数で採択した。決議案はウクライナが主導、日米など40カ国以上が共同提案していた。
賛成は日米や欧州連合(EU)全28カ国を含む100、反対はロシアやシリア、北朝鮮など11、棄権は中国など58だった。一部の国は欠席した。
総会決議には安保理決議のような法的拘束力はないが、拒否権の制度もない。国連加盟国の過半数が賛成したことで、ロシアへの国際圧力が強まりそうだ。
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