日銀が1日発表した3月の企業短期経済観測調査(短観)は、最近の景況感を示す業況判断指数(DI)が大企業製造業で昨年12月の前回調査から1ポイント上昇のプラス17、非製造業で4ポイント上昇のプラス24といずれも小幅ながら5四半期連続で改善した。消費税増税前の駆け込み需要を背景とした堅調な個人消費に支えられた。
ただ大企業製造業の3カ月後の先行きはプラス8となり、9ポイントの悪化を見込んだ。悪化幅は2010年9月以来、3年半ぶりの大きさ。駆け込み需要の反動減や、増税による景気腰折れを懸念する企業が多かった。
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