政府、飛行艇のインド輸出加速へ
政府は1日、防衛装備移転三原則の閣議決定を受け、水陸両用の海上自衛隊救難飛行艇「US2」の輸出に向けてインドとの政府間協議を今月前半に日本で開催する方針を固めた。防衛省の外局として「防衛装備庁」を2015年度をめどに発足させ、外国政府や国際機関との輸出交渉窓口役を担わせる。新たな原則の下で政府内の態勢整備を急ぎ、輸出積極策を加速させる考えだ。
インドとの交渉は昨年12月に続き2回目。US2は波の高さ3メートルに及ぶ外洋でも着水できるのが特長。今回は、インド政府関係者に体験搭乗してもらい性能の高さを売り込むほか、パイロットの養成について意見交換する。
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