周永康氏、疑惑を全面否定
【北京共同】中国最高指導部元メンバーで、汚職の疑惑を指摘されている周永康・元共産党政治局常務委員(71)が、当局の調査に対し横領などの容疑を全面否定、協力を一切拒んでいることが3日分かった。複数の党関係筋が明らかにした。
関係筋は、周氏が昨年12月ごろから当局により軟禁状態に置かれ調査を受けていることを確認した。習近平指導部は周氏の刑事責任を問う方針だが、周氏の抵抗で公判準備に影響が出ており、調査決定に関する正式発表も遅れている。周氏が自殺を図ったとの情報もあるという。周氏が抵抗を続ければ指導部の権威が損なわれかねず、政権は難しい対応を迫られている。
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