【ワシントン共同】米通商代表部(USTR)のフロマン代表は3日、下院歳入委員会で通商政策に関する公聴会に臨んだ。環太平洋連携協定(TPP)交渉をめぐる日本の農業や自動車市場の開放へ強い意欲を表明。アジア太平洋地域で指導的な役割を果たすためにも「日本は大胆な決断をすべきだ」と訴えた。
フロマン氏は交渉全体については「2014年に妥結させる努力をする」と強調した。
4月下旬のオバマ大統領の訪日を控え、日米両政府は7日に協議を再開。日本が関税撤廃の例外としたい重要農産品をめぐり、米側は一段の自由化を迫る。日米協議の現状について「隔たりが残っている」と指摘した。
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