竹島・尖閣、教科書全社が記述
文部科学省は4日、来春から使用する小学校教科書の検定結果を公表した。韓国、中国がそれぞれ領有権を主張する島根県・竹島と沖縄県・尖閣諸島について、社会科を発行する4社全てが5年か6年で記述し、初めて「日本固有の領土」と明記した教科書もあった。教科書作成の指針となる小学校の学習指導要領解説書は竹島・尖閣に言及していないが、小学校でも領土問題を教える流れが定着した。
文科省は1月、近現代史を扱う際に政府見解の尊重を求める内容に検定基準を改定し、中学と高校の解説書で竹島・尖閣を「固有の領土」と明記。今春申請の中学教科書から適用される。
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