米ロ外相、溝埋まらず
【パリ共同】ケリー米国務長官は30日、ロシアのラブロフ外相とパリで会談し、ウクライナ東部の国境付近に部隊を集結させるロシア軍の動きに「強い懸念」を表明、撤収を求めた。会談は4時間に及び、両氏は外交解決の必要性と協議の継続を確認したが、ウクライナ情勢をめぐる溝は埋まらなかった。
会談後の記者会見でケリー氏は、双方が危機打開に向けた提案を出し合ったと述べるとともに「米国はロシアの行動を依然、違法と考えている」と強調、ウクライナ南部クリミアの編入を宣言したロシアを批判した。
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