地球の表面を覆うプレートと呼ばれる岩板が動くのは、下で対流するマントルが原動力になっているとの説を直接裏づける証拠を発見したと、海洋研究開発機構のチームが30日付の英科学誌ネイチャージオサイエンスに発表した。
マントル流動に原因があるとする説は広く受け入れられているが、確かな証拠はなかった。これ以外では、プレートが自らの重さでマントルの中に沈み込む際の力が原因との説が有力。
チームは、北海道の南東沖約100~700キロの太平洋で、調査船から人工的な地震波を出し、反射波などを観測する方法で海底のプレートの構造を分析した。
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