農林水産省は4日、林芳正農相とオーストラリアのロブ貿易・投資相が5日に農林水産省内で会談すると発表した。2国間の経済連携協定(EPA)交渉の合意を目指し、最大の焦点となっている牛肉関税の取り扱いを中心に話し合う。林氏は牛肉関税引き下げの最終案をロブ氏に提示し、理解を求める見通しだ。
会談は5日夕から行われる。終了時間は決まっておらず、農水省は「深夜まで続く可能性がある」(幹部)とみている。牛肉関税の引き下げ幅をめぐって、ぎりぎりの交渉が展開されそうだ。
日本への牛肉輸出を増やしたいオーストラリアは、日本に38・5%の牛肉関税を半分にするよう求めている。
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