本屋大賞に「村上海賊の娘」
全国の書店員が最も売りたい本を選ぶ「2014年本屋大賞」の発表会が8日、東京都内で開かれ、和田竜さん(44)の「村上海賊の娘」(新潮社)が大賞に選ばれた。
受賞作は、16世紀後半の村上水軍が題材の歴史小説。海を舞台にした壮大なアクション場面が話題を呼び、上下巻合わせて約75万部のベストセラーとなっている。吉川英治文学新人賞も受賞した。
和田さんは「苦労が実った。過大なごほうびを頂いた」と話した。
和田さんは1969年、大阪府生まれ、広島市育ち。2003年に映画脚本「忍ぶの城」で城戸賞を受賞し、07年に同作の小説化「のぼうの城」で作家デビュー。
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