5人の原爆症認める、熊本地裁
原爆症認定の申請をめぐり、国が「積極認定」を掲げ2008年に導入した審査基準(旧基準)で却下された熊本県の被爆者8人が、国の処分取り消しを求めた訴訟で、熊本地裁(中村心裁判長)は28日、5人を原爆症と認め、処分を取り消した。
弁護団によると、原告らは旧基準のほか、昨年末に決まった新基準でも原爆症と認められなかった。20日の大阪地裁判決も同様に両基準で却下された被爆者を原爆症と認めており、国の審査基準の妥当性を問う声が強まりそうだ。
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