大手百貨店4社が1日発表した3月の既存店売上高(速報)は、消費税増税前の駆け込み需要が膨らみ、J・フロントリテイリングが前年同月比で34・9%増となり、他の3社も2~3割増えた。各社ともに前回の増税直前の1997年3月を上回る高い伸びとなったもようだ。
J・フロントは主要店で美術品、呉服、宝飾品などの売り上げが大幅に伸びた。高島屋は32・1%増で、前年同月と比べて売り上げに占める高額品の割合が急拡大した。三越伊勢丹ホールディングス(HD)は24・2%増で、そごう・西武は22・0%増だった。
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