上田美由紀被告、二審も死刑
鳥取連続不審死事件で、男性2人に対する強盗殺人罪などに問われた元スナック従業員上田美由紀被告(40)の控訴審判決で、広島高裁松江支部(塚本伊平裁判長)は20日、裁判員裁判の一審鳥取地裁の死刑判決を支持し、弁護側の控訴を棄却した。
控訴審で上田被告は、ほぼ黙秘した一審から一転し、被告人質問で強盗殺人の無罪を主張。検察側は「虚偽の弁解。内容は不自然で信用できない」と反論した。目撃証言といった直接証拠はなく、状況証拠をどう評価するかが争点だった。
控訴審で上田被告は、当時同居していた元会社員の男性(50)が事件に関与したと示唆する発言を繰り返した。
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