【シンガポール共同】環太平洋連携協定(TPP)交渉の閣僚会合が22日、シンガポールで開幕した。最終日の25日までに関税撤廃などの難航分野で妥協点を見いだせるかが焦点だ。
甘利明TPP担当相は開幕前に記者会見し「柔軟性を発揮しつつ、どう水準を上げていくかだ」と述べ、関税撤廃などをめぐり意見の隔たりが大きい米国を念頭に、各国の譲歩を促した。
開幕に先立ち、自民党議員らが日本の交渉団を激励した。自民党の西川公也TPP対策委員長は「公約を守れたという結果を確保してほしい」と述べ、重要5項目の関税維持を求めた。
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