童謡詩人まど・みちおさんが死去
「ぞうさん」「やぎさんゆうびん」など多くを作詞した、戦後を代表する童謡詩人まど・みちお(本名石田道雄=いしだ・みちお)さんが28日午前9時9分、老衰のため東京都稲城市の病院で死去。104歳。山口県出身。葬儀・告別式は近親者で行う。喪主は長男石田京(いしだ・たかし)さん。
100歳を前にした09年、高齢を理由に入院。昨年夏は自著にサインをするなど元気な様子だったが、秋ごろから体調が悪化していた。
台湾総督府に勤務していた1934年、児童雑誌「コドモノクニ」に詩を投稿。この作品が詩人・歌人の北原白秋の選で特選になったのをきっかけに童謡の作詞を始めた。
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