さよなら寝台特急あけぼの
40年以上にわたり東京都心と東北を結んだ寝台特急あけぼのが15日のダイヤ改正で廃止となり、最終列車の雄姿を見届けようと14日、出発するJR青森、上野両駅に鉄道ファンらが集結した。
数百人が詰め掛けたJR青森駅では午後6時27分、伊勢崎誠駅長の合図とともに上り最終列車が発車した。青森県内で以前働いていて、帰省でよく利用したという宇都宮市の派遣社員木村友之さん(24)は「車窓からの景色が仕事の疲れを癒やしてくれた」と話して乗り込んだ。伊勢崎駅長は「就職や旅行で利用者が夢を持って乗った列車だった」と振り返った。
今後は観光シーズンに臨時列車として走るという。
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